今までに例のない高齢化、少子化社会への対応、医療過誤、薬害の多発。現代の進歩した医学が医療にどのように貢献できるかその本質が問われています。
しかし、常に医療は人が人に行う行為であり、治療の答えは単一ではありません。
行うものによって表現は変わり、生み出される答えも変化します。
即物的な医学が本質ではなく、人が行う、最善を尽くすという言葉が医療の本質を表していると思います。
高い目的意識を持ち、それをどのように維持できるかが常に問われていると思います。
すこしでも地域の近くにあり、医療の答えを求めて努力を続けたい。
一人一人が医療人としての実力を発揮する場が提供され、知識と経験に人の愛が融合して表現される総合芸術が医療であると考え、その実践を試みています。
春陽会 理事長 上園春仁