腰椎変性すべり症

腰椎変性すべり症の手術方法、入院日数、保険適用の有無などをご案内いたします。

腰椎変性すべり症

腰椎変性すべり症とは

変性すべり症は、腰椎が前後にずれてしまう病気で、中年以降に好発し、第4番目の腰椎によく生じます。原因は明らかではありませんが、多くは加齢とともに腰椎の椎間板やその周りの関節・靭帯が緩み、腰椎が不安定性(ぐらつき)を伴ってずれるようになり、すべりが進行していきます。腰痛は軽い場合もありますが、すべりが進行すると脊柱管の狭窄による間欠跛行(長い距離を歩くと痛み・しびれが強くなり、しゃがみこむと症状が軽減する)を認めたり、末期になると安静時にも下肢の痛みやしびれが出現することがあります。

症状

下肢の疼痛やしびれが立位で出現し、坐位で軽減することが一般的です。

治療方法

下肢の疼痛やしびれが強い場合、ブロック療法などを試みますが、投薬治療を含めてこれらの保存療法で改善の得られない症例では、神経の除圧術や脊椎固定術などの手術が必要となることがありますので、早期の診察をお勧めします。

当院では、最新の手術システムを導入して固定術においても低侵襲の手術法(MISt)を可能な限り行っておりますので、当院専門医にご相談下さい。